社畜な鯱狗の妄想雑記

吾唯足知、即身仏。南無、阿弥陀佛。

《ジン横丁》にて

✳︎

……ああ、また、アンタか。
版画家のアンちゃん、よぉ。
まぁ、またいつもみたいに、
好きにスケッチしていきな。

しかして、今日は、何やら、
表通りが騒がしいが、はて。
……ああ、そうかい。
当代きっての、“詩人”殿が、
《ビール通り》で、朗読会を開くと。
ソイツは、何よりだ。
今日も、世の中は、平和ってこった。
まったく、結構。



……俺に、言わせりゃ。

あんなモン、“詩”じゃあねぇケドな。



おっと、食い付くってかい?
ロクな話にゃ、ならねぇよ。
なぁ、版画家のアンちゃん。
それでも、聞きたいってか?
……しゃあねぇな。
まぁ、ルンペンの世迷言だ。
せいぜい、聞き流しとけよ。

俺に、言わせるなら。
アレは“詩”じゃあなくって、
いわば“演説”なのサ。

“書き手”も、“読み手”も、
己の“正しさ”を、微塵とて疑っちゃいない。
その“正しさ”を、互いに確かめ合うための、
“演説”であって、“集会”なのサ。

まぁ、もしも仮に、俺が、
あの“集会”に、顔を出したとして。
「こんなモン、“詩”じゃねぇよ!」
なんて、叫んだところで。
確かに、囲んで殴られるコトは、
きっと、無いんだろうよ。

その代わりに、優しく“説得”されるのサ。
「この“詩”の良さが、理解らないなんて!」
「あなたは、ヒトとして、間違っている!」
「人倫理性を、もっと信頼しましょうよ!」
ってなモンか?……その屈辱に比べりゃ、
囲んで殴られる方が、よっぽど、
俺には、性に合っているケドな。



……俺に、言わせりゃ。

“詩”ってのは「書く」モンじゃねぇ。



もう二度と、酒なんか呑みはしないと、
誓ったハズも束の間。己の意志薄弱に、
憎しみさえ、湧くにも拘らず。
震える手で、次のジンの封を、
結局は、また開けちまう……みたいに。

「書かされる」モンさ。

“詩”を、書き始めたからには。
書き上げるまでは、未だ死なれぬと、
憑かれたように、一心不乱に。
書き上げたら、もう死んでも良いと、
精魂尽き果て、昏倒しちまう。

何一つも、美しいモノなんかじゃ、ねぇよ。
誰からも、きっと理解なんか、されねぇよ。

しかしまぁ、当世じゃ流行りの、
“詩人”ってのは、文句無しに“正しい”し、
薄っぺらな、キレイなコトバを、
羅列してりゃあ、拍手喝采なんだろうサ。



……俺もまぁ、昔は。
ちょっとした“詩集”だなんて、
出したりしたケドよ。
つまり、誰も“読み手”なんか、
付かなかったワケさ。



なぁ、版画家のアンちゃん。
……アンタの、名前は?
“ホガース”か。イイ名前だ。

なぁ、ホガースさん。
ちゃんと、スケッチしていってくれよ。
一切の、余計な“美化”なんか、排して。
この街の、吹き溜まりを、掃き溜めを。
この街の、海底の、底の、底を。
散乱する、空き瓶を。
ゴキブリを、ドブネズミを。

腐臭を。

アンタが、そうやって、ちゃんと、
「“啓蒙”の版画」を、刷ってくれるなら。
俺は、喜んで。アンタの笑い者に、
なりたいと。心底から、願っているから。

アンタの前途を、祈っているよ。

……じゃあな、版画家のアンちゃん。

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✳︎



























以上、余白。

宇宙空間に投げ出されて、
無重力の、真空で。
僕の声は、
誰にも届かないみたいだ。
やっぱり、届かないみたいだ。
空っぽの星が祝福しても、
僕の声は。誰にも、
届いちゃいない。
今や、詩情さえもライフハックの時代。
今や、霊感さえもライフハックの時代。
やさしいことばやさしいことばやさしい。
きれいなことばきれいなことばきれいな。
プレス機に、薄っぺらな、
星が。幾ばくか連なったって、
空っぽ。瞬くことはない。

そして、意識は薄れゆく。
いつか、息継ぎをしたような。
いつか、誰かに届いたような。
曖昧な、月蝕を道連れに。

愛は、宇宙。
恋は、流星。

なんてことはない。
ロマンもクソもない。
惑星の重力に引かれて、
大気圏との摩擦熱で、
燃え尽きるだけ。
ただの、現象。

--だから、あとは。

肺を、宇宙で満たしたら。
もう、声なんて要らない。
きっと、苦しくないから。
大丈夫。きっと、大丈夫。

誰にも、届かない。
届いちゃいない。
僕の、声は。

つまり、スペース・デブリ
ただ、真空に。燃え尽きる。

以下、余白。



























✳︎

今年は2007年(確信)

✳︎

(折角なので公開w)

全豪……フェデラー
全仏……ナダル
全英……フェデラー
全米……???

フェデラーさんじゅうごさい、
おめでとうございます!!!

……この世のあらゆるスポーツで、
(フィクションや“プロレス”含めて)
フェデラーを超える“主人公”、
ナダルを超える“ライバル”は、
恐らく存在しない気がする(笑)。

あと、ミルカ夫人を超える“ヒロイン”もw
あのテニスと相思相愛(笑)のフェデラーに、
「君かテニス。どちらか選べと言われたら」
「--君を選ぶ」
って、そんなプロポーズされるとかwww
双子×2組も、スクスクと育って何より(´∀`)



……賞金&スポンサー年収で約80億円の、
世界トップのプレイヤーのフェデラーが、
自宅で風呂掃除中(!?)に、娘に後ろから、
急に呼ばれて、スッ転んで怪我(失笑)して、
長期離脱をしたのが、2016年の34歳時点。

--全世界のテニスファンが、思った。

「いや、風呂掃除とか、家政婦を雇えよ!?」

ところが、ドンスコイ(爆)。

その長期離脱を、
高齢オーバーワークからの回復に転じて、
そして「相対的に辛うじて弱点」だった、
バックの強化に充てて、極め付けには、
趣味(?)の山登り(笑)で、気分転換して。

2017年--完全復活の35歳!!!

フィクションや“プロレス”のシナリオなら、
マジで失笑モン()なのですが、いかんせん、
もう誰がどう見ても、笑うしかないぐらい、
本当にガチで、手出し不可能な強さだから、
もう……つまりはね、笑うしかないwww

……それでいて一方で、テニスを離れた、
プライベートのフェデラーのお茶目さは、
殆ど中学生並の“少年の心”の持ち主とかw



完ペキ“主人公”過ぎ!!!(爆)



ではではw

【私訳】Limp Bizkit - My Way

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✳︎
(from 3rd Album “Chocolate Starfish
 And The Hotdog Flavored Water”)
 
俺のメロディを、聞き止めてくれないか……
 
特別……
アンタは、自分が特別だと思ってるだろ
アンタの目を見りゃ、バレバレなんだよ
俺を笑い者にする時も、俺を見下す時も
俺を炎上させようと隙を伺っている時も
 
あと一戦だけ、アンタの権威に挑んでみようか
そしたら、アンタのクソみたいな世界を去るよ
だって、もう沢山なんだ
サヨナラさ、クソ食らえ
 
Yeah!
この際、何もかもハッキリさせてやるよ
この際、立ち上がって叫んでやるからよ
俺は、俺の流儀でやるぜ
これが、俺の生きる道さ
俺の道を行けないのなら
高速道路に飛び込むだけ
 
あと一戦だけ、向こう見ずにも挑んでみようか
そしたら、俺は何もかもを諦めるつもりだから
自分自身に、なるために
自由を、取り戻すために
 
いつの日か、アンタにも、俺の流儀が理解るさ
だって、アンタは理解っちゃいない
どこか、アンタは理解っちゃいない
どこに、アンタが向かっているかを……

あと一戦だけ、そしたら俺は過去の人になるよ
そうとも、アンタのクソみたいな世界を去るよ
アンタは、取り残される
寂しがったりするかもね
 
Yeah!
この際、何もかもハッキリさせてやるよ
この際、立ち上がって叫んでやるからよ
俺は、俺の流儀でやるぜ
これが、俺の生きる道さ
俺の道を行けないのなら
高速道路に飛び込むだけ
 
俺のメロディを、聞き止めてくれないか……

フレッド・ダーストと大仁田厚の“名言(?)”

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✳︎
フレッド・ダースト(Limp Bizkit)
 
「俺のことを、とやかく言う奴がいるが、反論する気にはなれない。職業柄、仕方無いだろうよ。確かに、どうにかしなきゃならない、クソったれなことはある。だけども、それが人生なんだ。まぁ適当に、受け流しとけばイイさ。デブでも、ハゲでも、人生は楽しいと思う。自分に言っているんだ。これからも、自分自身に正直であり続けたい。できれば、みんなもそうあって欲しい」
 
 
 
大仁田厚(プロレスラー)
 
世の中、出てくりゃガチャガチャ言う奴がいるんじゃ。お前は己の人生、曲げるのか?曲げたくなきゃ、出て行くしかない。前に進むしかないんだよ!自分に正直に生きなかったら、人生、ナンボのモンじゃろ。邪道と言われようとも、俺は自分の人生、真っ直ぐ生きたいだけなんじゃ!お前らが認めようと認めまいと、構わん!俺の人生じゃ。電流爆破じゃ!」
 
 
 
……両者の“生き様(?)”を、知っているなら、
“リアルなコトバ”に、聞こえません?(苦笑)
 
ではではw

仮説

otominarukami.hatenablog.com

 

✳︎
アルバムを出せば、何千万枚も売れて。
ライブを演れば、何万人のファンが跳ねて。
 
カネも名誉も、手に入れて。
プレイメイトのトロフィー・ワイフも。
6人の子宝にも、恵まれて。
 
--それでも。
 
 
 
 
 
“届いた実感”が。
 
“無かった”んでしょう。
 
自分の“歌”が。
 
 
 
“Why is everything so heavy?”
 
“Nobody can save me.”
 
こうもハッキリと、言っている。
 
 
 
 
 
……フレッド・ダーストや大仁田厚は、
自分のやっていることは“ショー”であり、
ファンが楽しんで、“消費”してくれれば、
それで“満足”という“エンターテイナー”。
 
ジョナサン・デイヴィスやビリー・コーガンは、
(或いは、Radioheadトム・ヨーク辺りも?)
音楽的な“探究心”が尽きない、“芸術家”であり。
 
 
 
チェスター・ベニントンや、
カート・コバーンは、“違った”。
 
まるで“ファッション”のように、
“消費”されるのが、耐えられなかった。
 
--むしろ、ファンが増えれば、増えるほど。
 
“消費”は、加速していく。
(チェスターもカートも“反資本主義”)
 
“賞賛”の声と引き換えに、
“共鳴”は置き去りになる。
 
 
 
 
 
これ以上、何を歌ったって。
 
どうせ“届かない”のなら--。
 
 
 
 
 
“ファン”を「裏切った」んじゃない。
 
“ファン”を「信じられなかった」だけ。
 
それは「始めから」今まで、ずっと。
 
 
 
 
 
穢れた蒼い血の流れる、
吸血鬼、人狼、竜、蛇。
 
 
 
 
 
ただの、下らない無責任な“仮説”。
 
ではでは。

シンクロニシティ

azanaerunawano5to4.hatenablog.com

ae7chu.hatenablog.com

 

✳︎
前記事で、Limp Bizkitのフレッド・ダースト、
プロレスラーの大仁田厚に、言及しましたが。
 
両者に共通する“感性”は、結局のところ。
 
自分が嫌われまくってるのは、知っている。
嫌われても傷付かない、ってワケじゃない。
だけど、そんなのは仕方無いじゃん(苦笑)。
俺は、俺らしく、生きてるだけなんだから。
 
そーゆーコト。
 
--ブログだって、変わらない。
 
逆に、
歌えば歌うほど、惨めな心境に陥った、
そんな気持ちを抱えるぐらいだったら、
ブログなんか、自由に辞めたらイイし。
 
それだけのコト。
 
Kornのジョナサン・デイヴィスや、或いは、
みたいに。才気の伴う方が、稀なんだから。
 
つまりは、そーゆーコト。
 
 
 
 
 
愛即是吾唯足知。