社畜な鯱狗の妄想雑記

吾唯足知、即身仏。南無、阿弥陀佛。

罪と罰(或いは生命工学的救済)



私の、“罪”は。
 
品性下劣な、“人で無し”の、
ルンペンプロレタリアート”であること。
 
“罪”は、“誇大妄想”であり、
ファシズム”に、憧憬を抱いた。
 
 
 
私の、“罰”は。
 
其れを、“自覚”できる程度には、
インテリゲンチャ”であること。
 
“罰”は、“自己嫌悪”であり、
ユートピア”に、憧憬を抱いた。
 
 
 
 
 
A PILL to make me NUMB.
A PILL to make me DUMB.
A PILL to make me ANYBODY ELSE.
WHERE the DRUGS in this world
would SAVE ME from MYSELF…?
 
 
 
 
 
南無阿弥陀佛。
南無阿弥陀佛。
南無阿弥陀佛。
南無阿弥陀佛。
南無阿弥陀佛。
 
救ひたまへ。救ひたまへ。救ひたまへ。
 
私を、私から。
私が、私であることから。
 
救ひたまへ。

奉仕歌

✳︎

此の塵の
爆ぜて不知火
還りたし
南無阿弥陀佛と
繭ぞ唱えよ

平和歌

✳︎

発酵の
温もり冥き
夕凪や
詠み人知らずの
喜捨ぞ揺蕩う

蟷螂歌

✳︎

振り仰ぐ
蟷螂の斧
破戒せむ
車輪の猛き
神ぞ聳えて

Punchline - The Getaway

I think you’re ugly on the inside.
 
The getaway,
The things that stay.
If this is how you’re gonna be,
Then I think you should go away.
 
You’re the rockstar,
Tuned out, come tune back in.
If this is how you’re gonna be,
Then you’re not human.
You can’t be human.
 
You’re just not human.

Jimmy Eat World - Sweetness

This sweetness will not be concerned with me.

《ジン横丁》にて

✳︎

……ああ、また、アンタか。
版画家のアンちゃん、よぉ。
まぁ、またいつもみたいに、
好きにスケッチしていきな。

しかして、今日は、何やら、
表通りが騒がしいが、はて。
……ああ、そうかい。
当代きっての、“詩人”殿が、
《ビール通り》で、朗読会を開くと。
ソイツは、何よりだ。
今日も、世の中は、平和ってこった。
まったく、結構。



……俺に、言わせりゃ。

あんなモン、“詩”じゃあねぇケドな。



おっと、食い付くってかい?
ロクな話にゃ、ならねぇよ。
なぁ、版画家のアンちゃん。
それでも、聞きたいってか?
……しゃあねぇな。
まぁ、ルンペンの世迷言だ。
せいぜい、聞き流しとけよ。

俺に、言わせるなら。
アレは“詩”じゃあなくって、
いわば“演説”なのサ。

“書き手”も、“読み手”も、
己の“正しさ”を、微塵とて疑っちゃいない。
その“正しさ”を、互いに確かめ合うための、
“演説”であって、“集会”なのサ。

まぁ、もしも仮に、俺が、
あの“集会”に、顔を出したとして。
「こんなモン、“詩”じゃねぇよ!」
なんて、叫んだところで。
確かに、囲んで殴られるコトは、
きっと、無いんだろうよ。

その代わりに、優しく“説得”されるのサ。
「この“詩”の良さが、理解らないなんて!」
「あなたは、ヒトとして、間違っている!」
「人倫理性を、もっと信頼しましょうよ!」
ってなモンか?……その屈辱に比べりゃ、
囲んで殴られる方が、よっぽど、
俺には、性に合っているケドな。



……俺に、言わせりゃ。

“詩”ってのは「書く」モンじゃねぇ。



もう二度と、酒なんか呑みはしないと、
誓ったハズも束の間。己の意志薄弱に、
憎しみさえ、湧くにも拘らず。
震える手で、次のジンの封を、
結局は、また開けちまう……みたいに。

「書かされる」モンさ。

“詩”を、書き始めたからには。
書き上げるまでは、未だ死なれぬと、
憑かれたように、一心不乱に。
書き上げたら、もう死んでも良いと、
精魂尽き果て、昏倒しちまう。

何一つも、美しいモノなんかじゃ、ねぇよ。
誰からも、きっと理解なんか、されねぇよ。

しかしまぁ、当世じゃ流行りの、
“詩人”ってのは、文句無しに“正しい”し、
薄っぺらな、キレイなコトバを、
羅列してりゃあ、拍手喝采なんだろうサ。



……俺もまぁ、昔は。
ちょっとした“詩集”だなんて、
出したりしたケドよ。
つまり、誰も“読み手”なんか、
付かなかったワケさ。



なぁ、版画家のアンちゃん。
……アンタの、名前は?
“ホガース”か。イイ名前だ。

なぁ、ホガースさん。
ちゃんと、スケッチしていってくれよ。
一切の、余計な“美化”なんか、排して。
この街の、吹き溜まりを、掃き溜めを。
この街の、海底の、底の、底を。
散乱する、空き瓶を。
ゴキブリを、ドブネズミを。

腐臭を。

アンタが、そうやって、ちゃんと、
「“啓蒙”の版画」を、刷ってくれるなら。
俺は、喜んで。アンタの笑い者に、
なりたいと。心底から、願っているから。

アンタの前途を、祈っているよ。

……じゃあな、版画家のアンちゃん。