【青春タンクデサント】a7「噂の“測量オジサン”、或いはカタストロフ」

✳︎ 見た目は、ホームレス。 台車を押していて、その上には、良く判らない機械が、ぎっしりと積まれている。 ブツブツと独り言を呟きながら、彼は「何か」を。 ひたすら「測量」し続けている--。「……新手の都市伝説か、何かですか?」 いよいよ冷え込み始めた、十一月の夕刻。「まぁ、そんなトコロだろうな」 睦美紅子が…