【3】「スマートすぎる」ってナニさ?
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「悪の独裁オーナー」ことビンス・マクマホンに、
中指を突き立てる「ガラガラ蛇」ことストーンコールド・スティーブ・オースチン。
のちにビンスは実の息子シェイン、そして義理の息子トリプルHを手先に加え、
対するストンコの後継者には「ピープルズ・チャンプ」ことロックを迎えて、
驚異的な大ヒット・ロングランを飛ばしました。
前記事に書いた通り、
2016年以降の新日の「ストーリーライン」は、
木谷オーナー=ビンス
内藤=ストンコ+ロック
オカダ=トリプルH
とした、
「新日版WWEアティチュード路線リメイク」
であると、鯱狗は考えております。
ただし。
その「リメイク」に当たって、木谷オーナーは、
下記の「改変」を盛り込んでいるのです。
鯱狗がここで「スマートすぎる」と表現していること。
それはすなわち、
「これはアメプロ的な『ギミック』ではない、『リアル』な感情に拠るものだ」という、
綿密に「演出を隠し通そうとする演出」です。
何故なら、新日本プロレスの「伝統」は、
「ストロングスタイル」という、
「ギミックを否定するギミック」
であったから、と考えております。