果たして田口は「幻想殺し」なのか…そして、まさか「黒幕」は
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前記事で「怪奇派レスラー=共同幻想装置」という解釈を示したワケですが。
それを踏まえて、前々記事。
「田口ジャパンは、デ・ハポンに対する『シュート』じゃないのか」
という妄想のお話。
…かつて、アメリカ版FMWとでも言うべき、当時最大のインディー団体だったECWには、ある人気ユニットがございました。
その名を、bWo(ブルー・ワールド・オーダー)。
丈が短すぎるお揃いの青シャツから、プルプルのお腹をはみ出させたりして、
実況からも「臭そう」「1セントの価値も無いギミック」と評価(笑)されながら、
彼らはECWの「アイドル」であり、そして「ヒーロー」でした。
何故なら。
bWoは、その名の通り、nWoの「パロディー」
…という体を借りた、
巨大資本WCWに対する、紛れも無い「シュート」だったから。
…そう。
bWoは、カネのチカラでクールな巨悪を気取っていた(と彼らが見做す)nWoに対する、
「笑い」のチカラを借りた「幻想殺し」だったのです。
(ちなみに、実は鯱狗が愛して止まないダッドリー・ボーイズも、白人と黒人で「兄弟ユニット」を名乗っていたり、ECWにはこの手の「メジャー団体で流行りのギミックをおちょくるギミック」がちょくちょく出てきます…閑話休題w)
…というワケで、もうお分かり頂けましたよね?
明らかにドンキホーテ辺り(笑)で買ってきたと思しき、
オモチャの鎌でEVILのコスプレ(?)をし、
ビニールバットでSANADAに対抗(??)をし、
そして「田口ジャパン」を名乗ることが、
「ただの『お笑い』に留まらない『シュート』ではないのか」
と、鯱狗が妄想して恐怖する「理由」。
EVILはもちろん、広い意味ではSANADAも、
「怪奇派レスラー」として築き上げた「共同幻想」を、
田口は「笑い」というエグいチェーンソーで、
「解体」しようとしているのではないのか?
しかも。
それがいかにも下らなくて、ナンセンスであればあるほど、
デ・ハポンのリーダーである内藤も、「対抗」のしようが無い。
だって、内藤の「武器」は、
「スマート」のプオタを唸らせる「正論」ですから。
ようするに「ツッコんだら負け」なんですよ、まさに文字通り!
変に絡んだら、それこそ内藤が築き上げた「シニカルでシリアスな論客」という「ギミック」さえも危うい。
…本当に、
「笑いは弱者の武器」とは、良く言ったモノです。
しかし…しかし、それにしても分からない。
bWoとnWoは、
インディーのECWが、メジャーのWCWに噛み付く構造だから、
まぁようは、ただの団体間抗争の一種なワケですよ。これは分かる。
でも、田口ジャパンとデ・ハポンは…。
普通に、新日の団体内ユニット抗争(?)ですよね??
何故に…何故に木谷オーナーは。
オカダという「操り人形」を駆使して、
見事にドル箱の「主役」へと「羽化」させた内藤に、
こんな「危ない橋」を渡らせる?
「オカダCHAOSを贔屓している」って「ギミック」については、
ちゃんと「スマートすぎるビンス」として「機能」していた。
でも、いくら田口ジャパンがファンからの喝采を浴びたところで、
それは「スマートすぎるストンコ+ロック」たる内藤の「受難」とは、
到底、ファンには受け止めて貰えませんぞ?
(というか、田口ジャパンに「喝采」が上がる時点で「アウト」では?)
…まさか。
いや、まさか…。
田口ジャパンの「黒幕」は。
内藤に、見事なまでに「踏み台」にされて、
さりげなく「内藤を『ベビー』と評する」という「シュート」な嫌がらせ(笑)を見せた、
実はその「ギミック」に対して、どうも「中身」が割と粘着質っぽい(失礼)、
そして田口ジャパンのメンバーに連なる、
「あの男」なのか…!!?
いや、確かに「あの男」の「プロレス脳」ならば、
内藤が「本当に嫌がること」を…内藤の「弱点」を見出すかもしれない。
そして、木谷オーナーが「気付く」前に、
内藤の「足を引っ張る」ための「仕掛け」を施せるかもしれない。
もし…もし、万が一にも。
鯱狗の妄想が「当たらずとも遠からず」だったりしたなら…。
これは、
「17.1.4内藤→オカダのシュート説」
にも匹敵しかねない、
トンデモない「シュート」ですよ!!!
…いかん。
今日は何だか朝から、鯱狗の妄想脳が冴え渡ってしまっている(冷汗)。
…早起きだからか?
早起きして出張の新幹線の中だからなのか!?(関係無い)
ハイ、大変失礼致しましたm(_ _)m
今回も御拝読、誠にありがとうございました。。。