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社畜な鯱狗の妄想雑記

ファシスト見習い。すべては音楽。詩集『円周』。

High Spurt Wrestling

✳︎

すなわち「ハイスパート・レスリング」。

…などというモノは。



「存在しない」



というトリビアw

それを言うなら、



High Spot Wrestling



であり、つまりは表記揺れのように扱われている、

「ハイスパット」の方が、語義的に正しいというw

「Last Spurt」とかとゴチャ混ぜになった、実に日本的な話(笑)。



High Spotというのは「見せ場」を指しており、ようするに、

オカダの「ツームストンレインメーカーでフィニッシュ」

を一例とするような「終盤のラッシュ」のことなワケです。



それを「序盤からいきなり」やっちゃったのが、
長州の「ハイスパット・レスリング」というコト。

長州自身は、
「オッサンどもがチンタラやってる間に、コッチは最初から全力で攻めて、向こうにペースを握らせない」
という「理論化」で説明しておりました。

(アメプロを知り尽くすババ・ザ・ジャイアントは「シャム猫のケンカ」と揶揄し、一方で、強く影響を受けた天龍は自らも「革命」を志すことになります…閑話休題)



その背景には、直前まで長州が遠征していたメキシコの、
ルチャリブレ「スピード」の影響があるのは有名な話。

…今でこそ、海外遠征からの帰国は「格上げ」フラグですが、
長州の時代においては、ハッキリ言って「島流し」に近いです。
帰国後に「俺は咬ませ犬じゃねぇ!」と長州が下剋上を挑んだ、
その藤波の、MSGでベルトを巻いての凱旋帰国フィーバーは、
当時としては「異例」。だから「藤波は帰国を渋った」のです。
(ついでに、初代タイガーマスクこと佐山も、帰国を渋った人)

…後年のWJでの伝説的なズンドコ(失笑)とかもあり、
色々と評価を落としたりもした長州ですが…やはり。



「革命戦士」の異名は、伊達じゃなかったワケです。



猪木のプロレスが「感性」だったら、
長州のプロレスは「理性」でしょう。

いずれ衝突することは「不可避」でした。

(言語感覚こそ独特ですが、長州が語る「プロレス」は、ガチガチの「理詰め」です。後世の「活字プロレス」に与えた影響は計り知れず、その末端の末端に、つまりこのブログもあります)



…かつて「はみ出し者」と自称した長州。

やがて、オーナーの猪木と現役の選手と板挟みにされる、
現場監督という「中間管理職」に落ち着いたワケですが。



そこへ現れたのが、

「はみ出し者」であり続けることに「アイデンティティー」を見出した、

「邪道」が一匹。



長州は言いました。

「仮にも業界で一つの時代を築いた男が、何故、未だにあそこまで自分を晒け出せる」

「…同じことをやれったって、きっと俺には無理だ」



「劇場」と呼ばれた「茶番劇」。



アレは「シュート」ですよ。



「はみ出し者」だった時代の「反骨心」を刺激された長州が。



猪木に仕掛けた、徹頭徹尾の「シュート」。



そんな、時代の「徒花」に思いを馳せつつ、当記事はここまで。

…ただのトリビアの予定が、エライとこまで筆が走ってしまった(苦笑)。

今回も御拝読のほど、誠にありがとうございました!