社畜な鯱狗の妄想雑記

吾唯足知、即身仏。南無、阿弥陀佛。

「IWGPポリティクス」から見る「ガイジンレスラー問題」

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昨年の「月刊NEVER」を戦い抜いた上で、

「いつ何時、誰の挑戦でも受ける」

という、IWGPの「創設者の理念」を、
「アングルの中心」に据えてきた柴田。

上手いアイデアと感心するのです…が。



日本プロレス経由のNWA認定ベルトを、
馬場全日に押さえられた中で生まれた、

新日独自の、IWGPヘビー級王座

その第1回トーナメントにおいて、
まさかの、他ならぬ「創設者」が、
「舌出し失神」という「シュート」を、
ホーガンに仕掛けた「経緯」からして。

(世にも稀な「自身の負けブックに書き換えるシュート」)



IWGPが「政治(ポリティクス)」を逃れ得ないことは、
ちょっとしたスマートの方であれば周知の通りです。



最も顕著な例が「連続防衛記録」。

V9の記録を誇った「破壊王」橋本の退団劇を受けて、
ミルコに惨敗した永田が「ミスターIWGP」なるV10。
そんな「暗黒時代」の「記憶を上書き」するような、
ユークスのエース「百年に一人の逸材」棚橋のV11。

コレで万が一、棚橋がまたやらかして、今度はお腹でも刺されたら。
オカダは大変ですよ…「月刊IWGP」でも1年掛かっちゃいますからw



或いは「プロレス迷言総選挙」をやったら、
間違いなくトップ3に食い込むであろうw
佐々木健介の「正直、スマンかった」事件。

「創設者」の息が掛かった「最強の岩塩」藤田のIWGP戴冠を、
何とか阻止したかった新日の、悪足掻きに終わった陰謀(苦笑)。



…んで、本題。

鯱狗が「現在の新日」で、最も「問題」と考える「IWGPポリティクス」こそ、



「ガイジンレスラーのIWGP展開」なのです。



つまり、どういうコトかと申しますと。

2月から始めた弊ブログにつき、「後出し」にて恐縮ながら(汗)。



17.1.4のメイン…あの、ケニーvsオカダ。

「…ケニー初戴冠へのファンからの期待とは裏腹に、コレはオカダの防衛だろーね」

と、割と「冷めた目線」で「予測」が付いてしまったワケです。



何故なら。

「イッテンヨン」という「タイミング」は、
あまりに「契約更改」と「近過ぎる」から。



…理解りますでしょうか?

長くなるので解説は割愛を致しますが、

かつて、あのWWEの「辣腕」ビンスが。

「恐慌」に駆られて「血迷った汚点」。



そう、「モントリオール事件」。

(実に10年越しで、レッスルマニアのリングで「禊ぎ」を果たして、自身の「引退試合」としたビンスは、流石でしたが)



16年初に中邑とAJの「引き抜き」に遭った新日が、
露骨に「ソッチ」と「両天秤」に掛けるケニーを。



「信頼」できるワケが無い。



こんな「舞台裏の推理」で、最大のビッグイベントのメインが、
「予測できてしまう」こと自体が、もちろんまず「大問題」で。



更にここに来て、
「もう一つの問題」が浮上してきました。



これまた鯱狗が愛読し、自分でもブログを始めるに至った「キッカケ」の、
「御二方の片方」であるアザゼル様が披露された、素晴らしい「名推理」。




◆ケニーの契約更改の「裏側」には、IWGP戴冠の「オプション」があるだろうこと。

◆7月に予定されるG1米国興行の「目玉」として、「IWGP王者ケニー」が欲しいこと。

◆海外でも絶賛された1.4のケニーvsオカダの「因縁」は、まだ「温存」したいこと。

→オカダからケニーへのIWGPの移行は、少なくとも「ワンクッション」を置きたい。



以上の「事情」を踏まえました上での、
「柴田のIWGP初戴冠」という「予測」。



…コレが当たるか外れるかは、敢えて重要視を致しません。

それよりも「ポイント」となるのは。



IWGPが欲しいガイジン」と、
「海外(米国)進出を図る新日」の。

「思惑」が、絶妙に「リンク」するコト。



例えば、もし自分がcodyのような、
「Next Big Thing」だったとしたら。

…絶対に「主張」しますよね?



「AJが巻いた、ケニーが巻いた」

「オレが『巻けない』のなら、ニュージャパンに参戦を続ける『理由』は無い」

…って。



そして、最終的には「WWE移籍への箔付け」に「利用されるだけ」と。

「理解っていても」

新日は「要求を呑まざるを得ない」こと…その「足元を見られている」。



何故なら「これからのガイジン」は、
従来のような「興行の華」に留まらず。

ニュージャパンが「海外進出」する上での、
「貴重な主戦力」となってくるから。



つまり。

「歪む」んです。

「ストーリーライン」が。
「ポリティクス」によって。



…先日、鯱狗は「シングルマッチ枯れ」の内藤について、

「両国でも『動き』が無かったら、内藤の『コンディション』が心配」

という趣旨の記事を書きました。

しかし…ここに来て思い当たった「もう一つの可能性」。



「あまりICの内藤が『目立つ』と、IWGPのケニーへの『移行』が『やり辛い』」



という、極めて「政治的な判断」が存在する「可能性」。

(もしNJCに内藤が参戦していたなら、柴田の「防衛相手」のテーマに、IC王者でありながら、取り沙汰されざるを得ません)



「国内の御客様」に向けた「長期的なストーリーライン」を紡ぎたい内藤は、
ひょっとしたら「ガイジン・ポリティクス」とは「相容れない関係」であり。

「海外志向を強める木谷オーナー」への「苦言」は。



必ずしも「アングル」に「留まらない」。

「本音(シュート)」を内包する「可能性」。

鯱狗には、どうにも否定し切れないのです。



…え〜、というワケで(苦笑)。

いつにも増して「妄想の風呂敷」を広げ過ぎたキライがあるのですが(殴)。



大槻ケンヂプチ鹿島も言っております。

「プロレスとオカルトを通じて『何事も鵜呑みにしないリテラシー』を養おう(意訳)」

モチロン、当該クソ活字プロレスも、然り!(迫真)



以上、御拝読のほど、誠にありがとうございました!