社畜な鯱狗の妄想雑記

吾唯足知、即身仏。南無、阿弥陀佛。

【私訳】Marilyn Manson - The Fight Song

✳︎

(from 4th Album “Holy Wood”)

そりゃ、窒息しちまうよな
ニンゲンらしく日常を過ごせなんてさ
孤独という酸素マスクを取り付けて
子供達を強制的に延命しようってか?

でもな、オレは
「存在すらしない神サマ」の
奴隷なんかじゃ、ねーんだよ!
「関心すら示さない世界」の
奴隷なんかじゃ、ねーんだよ!

イイ子にしていたってどうせ
テメェらは見て見ぬフリをしてたよな
だから、ワルイ子になる番さ
テメェらの良識を切り裂いてやるから

戦え!戦え!戦え!戦え!
戦え!戦え!戦え!戦え!

テメェらなんかが
「名声の犠牲になったロックスター」に
なれるワケねーだろ(笑)
オレらの手首をクーポンみたいに千切って
「今日は“人死に”の大安売りだよ」ってか?

一人の人間の死は悲劇である
一人の人間の死は悲劇である
一人の人間の死は悲劇である
しかし
百万人の死は統計上の数字でしか
ねーっつーのかよ!!!!!

でもな、オレは
「存在すらしない神サマ」の
奴隷なんかじゃ、ねーんだよ!
「関心すら示さない世界」の
奴隷なんかじゃ、ねーんだよ!

戦え!戦え!戦え!戦え!
戦え!戦え!戦え!戦え!





(インタビューにて、子供達へのメッセージを求められ)

「オレの真似なんかすんな」
「オマエらしく、生きろよ」
「…それだけだな」



“魂”の「応援歌」。

ロックは世界を、変えないけれど。

ロックは誰かの魂を、きっと救う。



Marilyn Mansonのような音楽が、子供達に学校で銃を乱射させる」

そう、非難されて。

「…オレを非難するような、テメェら良識ぶったオトナどもこそが、まさに、子供達に学校で銃を乱射させてるんじゃねーかよ、クソッタレ!!!」

屋根裏部屋に引きこもって、
煮詰めに煮詰めた、魂の怒り。

“The Fight Song”

そして、

“The Nobodies”

“Antichrist Superstar”の冷笑も。
“Mechanical Animals”の厭世も。

ココには、存在しない。

ただ、魂の咆哮を。

音楽に。エンタメに。アートに。

昇華してみせた。



「一人の人間の死は悲劇である」

「しかし、百万人の死は統計上の数字でしかない」

淡々と、そう言い放った。
アドルフ・アイヒマンのような。

善良でもなければ、邪悪ですらない、
「機械仕掛けの動物達」の世界への。



「宣戦布告」



子供達の対立を煽って、殺し合わせて、
アメフトのような見世物にする気なら。

そのクソッタレの「枠組」そのものに、
火を放ってしまえばイイだけなのだと。

銃弾をブチ込むべき相手は、
同じ子供達じゃ、なくって。

この「窒息しそうなセカイそのもの」。

そうだ。世界に、火を放て。



……………………。



ロックは世界を、変えないけれど。

ロックは誰かの魂を、きっと救う。

4th Album “Holy Wood”

誰かの魂を救うロックが、ココにある。



3rd Album “Mechanical Animals”
につきましては、コチラ!