社畜な鯱狗の妄想雑記

吾唯足知、即身仏。南無、阿弥陀佛。

世界文壇構想の記

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もはや、此の世に。

模倣ではない、本当など、
遺されているのだろうか。

この、煉獄のやうな、恋さえも。

過去、或いは、未来のいずれか。
全ては、悉く、語り尽くされた。

あとは、銘を、消費するばかり。
銘を、ぐるぐる、ぐるぐる、と。

--世界は、文壇だ。

学ぶべきは、文学ではない。
文壇を、学ばねばなるまい。

世界を、分断する。
そんな野望は、潰えて久しく。

馬鹿馬鹿しくも、月とは、
綺麗でなければ、ならぬ。

私の、立派な鸚鵡の、
嘴を、御覧なさいな。

ねぇ?

眼球の表面を、
とろりとした銀糸が、流れる。