【焼畑農業】クレバーな内藤は自覚しているであろう、内藤アンチ論
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オカダの大ファンでありながら、
しばしばオカダを盛大にディスるw
屈折した「分裂症の性癖」を持つ、
自称クソスマート(失笑)の、鯱狗が。
いつかは書かねばなるまいと、
覚悟しつつ、手付かずでいた「宿題」。
…腹を括りました、ハイ。
鯱狗は、内藤の大ファンでもありながら。
今も10%前後はいらっしゃるであろう、
「内藤アンチ」の方々への「共感」を。
「言語化」してしまおうとする、記事。
内藤がやってるコトの「本質」は。
極めて「昭和的」であり「前時代的」な、
「長州流・焼畑農業」の「系譜」であり。
モノ凄い「自己中」なんですよ。
「ロス・インゴベルナブレス」という、
「オレのブランド」を「売る」ためなら。
ボロボロになるまでシャブり尽くした、
「中古品のオンナ」…もとい、棚橋を。
「舎弟」のEVILに、ポイと「くれてやる」。
新たな「舎弟」のヒロムを「売り出す」ためなら、
KUSHIDAを「オカダにダブらせる演出」を仕込む。
「オレの縄張り」の「繁栄」のためなら、
「他人の縄張り」を平然と「食い潰す」。
そして得た「人気」で。「グッズ売上」で。
ますます「団体内の権力」を「強化」する。
まさにメキシコの「カルテル」のような。
仁義無き、マフィア流儀の「焼畑農業」。
そして、内藤は嘯きました。
「今、一番、オイシイのは」
「NEVERでもICでも、そしてIWGPに絡むコトでもない」
「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのオレなんだ」
鯱狗もまた、両国の「空気」を制した内藤の「迫力」を前に、
熱狂して、喝采を送った、ファンの一人であったワケですが。
しかし…冷静に考えてみて。
もし、自分が「レスラーだったとしたら」。
果たして「内藤と絡む」のは、
本当に「オイシイ」と思えるだろうか?
オカダが、石井が。棚橋が、エルガンが。
内藤と絡んで、何か「オイシイ」思いをしただろうか?
内藤の「引き立て役」に、
「利用」されただけ、だったのでは?
特に棚橋との抗争で顕著でしたが、
「絡んだら負け」の「空気」さえ、
内藤の「勢い」には、漂っていて。
あくまで「レスラー目線」で考えるのなら。
「オカダに絡む」方が、
遥かに「オイシイ」のでは?
何故なら。
オカダの「本質」は「作られたナチュラルヒール」であり、
「アングル」において、誰より「ハード・バンプ」だから。
…理解りますか?
内藤に、
「リマッチを懸けて『何でもする』と言うのなら、ヤングライオンのように全力疾走で入場してみせろ」
と、挑発されれば。
要求を無視した挙句、
「内藤さんの入場時間に比べれば、全力疾走で入場してますよ(笑)」
と、のたまい。
ケニーに、
「オカダは、ニュージャパンのオフィスがすべてを与えて『作られたスター』でしかない」
「オカダは、ハングリーなスピリッツの無い怠けモノ」
と、挑発されれば。
涼しい顔で、
「『オカダはオフィスに作られたスター』ってみんな言うけど、オフィスが強くて華のあるレスラーを優遇するのは当たり前(笑)」
「逆に、ハングリー精神が生まれるほどの、逆境や挫折を味あわせて欲しい(笑)」
と、のたまい。
ソレを言ったら、ファンから猛反感を買うことは百も承知で。
平然と「しょっぱいスカし」を口にしてしまえる「覚悟」が。
オカダには、あるから。
よしんば、その「発言」自体は、
ブッカー陣のアイデアだとしても。
それでもなお、オカダは「天才」です。
…理解りますか??
仮に「同じ発言」を、ヒールターンした棚橋が口にしたとしても。
「ああ、憎たらしいヒールを、一生懸命に『演じている』な」と。
ファンからの「メタ評価」を拭い切れないのではないでしょうか。
それに対して、
オカダは、あまりに「ナチュラル過ぎる」。
コレはもう、「天賦の才」としか言えない。
「努力して演じている」ように見えちゃ、ダメなんですよ。
「コイツ…マジで言ってる?」とファンが疑って、初めて。
「ホンモノのヒート」を買える。
そのファンからの「熱量(ヒート)」を「燃料」にすることで、
内藤は「ピープルズ・チャンプ」の座に上り詰めたワケです。
それを思えば。
「絡んでオイシイ」のは。
「アングル上のハード・バンプ」を自在に操るオカダであり。
17年NJC覇者である柴田の「選択」は。
実のところ「当然」の話だったのでは?
(余談)
ちなみに、オカダの更に「スゴい」ところは、
「プオタ層」向けの「作られたナチュラルヒール」の「役割」をガッツリこなしつつ、
「ライト層」向けの「カッコいいエース」の「役割」もなお「堅持」しているトコロ。
文字通りの「離れ業」ですよ、コレって。
「内藤に乗れないんだけど、理由が上手く説明できなくてモヤモヤする」
そんなファンの方が、もし、いらしたとしたならば。
無意識の内に「レスラー目線」の「感性」があって、
「焼畑農業」への「忌避」があるのかもしれません。
そして…表題に書きました通り。
クレバーな内藤は、恐らく。
「同僚」から見た、自身の「マズさ」を。
「自覚」しています。
鯱狗がそう考えたのは、例の「プロレス総選挙」に対する、
「ファミレス取材」の記事の中にあった、内藤の「発言」。
「レスラー200人とファン10,000人に選ばれなかった男ですよ、オレは」
「後者」は、
「現行のファンにアンケートを取ったら、オレがランク外のワケ無いだろ!?」
という自負であり、番組の「ブラックボックス」批判であるのは、当然として。
「前者」は。もしかしたら。
「業界の他のレスラーどもは、オレが嫌いなんだろ、疎ましいんだろ?…だから、オレに投票しなかったんだろ??」
という皮肉であり…文字通りの「自嘲」だったのでは?
「反体制ユニットの人気」があまりに過熱すると、最終的に、
「体制側のベビーフェイス」が「枯れて」行き詰まることは、
(だからWWEのビンスは、ストンコやロック様に「ユニットを組ませなかった」のでは?)
そんなコト、内藤は「百も承知」でしょう。
「百も承知」の上でやっている、
本当は「ベビーフェイス志向」の男。
それもまた「哀愁(ペーソス)」。
…ここまで書きましたが。
実のところ鯱狗自身は「長州流・焼畑農業」のプロレス。
それ自体に批判的…というワケでも無いんです、コレが。
無惨な「焼け野原」を、またイチから「開墾」していった棚橋。
「藤波流・定住農業」の「復権」こそ、ユークス時代の「鍵」で。
しかし…それは同時に。
「プロレスラーのスポーツマン化」
という「弊害」を伴うモノでした。
(15.1.4で棚橋に敗れたオカダが、「甲子園球児のような涙」を見せたことに注目)
そこから今、ブシロード時代を迎えた中で。
「長州流・焼畑農業」の「復権」を謳う内藤が台頭したのは、
プロレスに「ドロドロした闘争」を取り戻す「戦い」であり、
木谷オーナーの「志向」を考えるなら、それもまた「必然」。
すべては「バランス」なのです。
そして、鯱狗は。
「努力家」内藤と、
「天才」オカダが、
「対角線上」に「対峙」する。
その「光景」に、ゾクゾクする。
(ソレと比べちゃうと、ヒロムとKUSHIDAの「物語無き凡人」同士の抗争は、正直「イタい」。クソスマートなりには愉しみますがw)
こんな記事を書きましたが、
鯱狗は内藤の大ファンなんですよ。
エンセリオ、マジで!w
悲愴なハード・バンプを繰り返す内藤に、
「磔刑(クルシフィクション)に向かう、神の仔羊(キリスト)」を幻視して、
「オマエはターザン山本か!」ってツッコまれたコトがあるぐらいにはwww
…だから「冒頭」に書いたでしょ?
鯱狗は、屈折した「分裂症の性癖」だってw
というワケで(?)、記念すべき(??)、
100記事目!!!(≧∇≦)
以上、御拝読のほど、誠にありがとうございました!