Only Good Die Young
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たとえ。
月400時間働こうと、60連勤しようと、
俺の理性は完璧に機能し続けているし、
俺の心臓は完璧に生きようとしている。
そうしている間にも、また一人、
協力会社の人が出社拒否に陥る。
時には、心臓が拒絶した人も、
自ら括った人も、知っている。
思うに。
「病む」というのは、
善き人の特権なのだ。
体にせよ、心にせよ。
人の生き血を、啜り続ける限り。
吸血鬼が死ねるワケ、無いだろ?
俺は、死なないよ。
永遠に生き続ける。
応接室のソファーの、
肘掛けに纏わりつく、
フケを払い落として。
Good nigit, world.