【9】ロス・インゴベルナブレス内藤が「羽化」した日
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ロスインゴ内藤フィーバーを総括する最上級の記事です。
今回は、割といきなり結論から行きます。
2015.6.28
帰国した内藤、ロス・インゴベルナブレスの立場を表明。
2015.10.12
棚橋戦に当たり、
「どうせここで棚橋に勝っても、会社は棚橋とのリマッチ地獄を組んで、無理矢理にでも1.4のメインに棚橋を持っていこうとする」
という趣旨の「棚橋批判」「棚橋の言いなりの会社批判」「リマッチ批判」で、一躍支持を集める。EVILがパレハ入り。
2015.11.22
BUSHIを加えて、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンを正式に結成。
2016.1.30
中邑壮行試合を批判。
2016.3.14
「2億円プロジェクト」発言に対して、木谷オーナーを批判。
2016.4.10
…お気付き頂けたでしょうか。
以下、鯱狗の妄想見解。
内藤は、この間に、明確に「変化」している。
境目は、1.30の中邑壮行試合批判。
明示されたのは、3.14。
…もう、お分かり頂けたでしょうか。
内藤の批判の対象が、「会社」から「木谷オーナー」に変化している。
確かに、10.12時点の批判も、内藤の編み出した「ねちっこく正論を並べ立てる」手法が、既に冴え渡っていおります。
ただ、「会社批判」という「反体制ヒール」の手法は、「初めて」ではございません。
10.12時点までの内藤は、実はギリギリ、nWo蝶野の「延長線上」を超えていなかったのではないか?
(本隊でありながら、シュート過ぎて本当に処分された、橋本の「IWGP挑戦権トーナメント批判」の例もございます)
対して、3.14の木谷オーナー批判に前後して、内藤の論調には「新日本プロレスファンの皆様が望んでいるかどうか」という視点が、急速に広がっています。「棚橋に勝ってもどうせリマッチ」という「レスラー目線の批判」を超えた、新しい視野。
すなわち、
「敵は『会社』ではなく、会社を御客様の願いとは離れた方向に導く、木谷オーナーという『会社の外』にいる『権力者』」
という解釈。
この瞬間、ロスインゴ内藤は、本当の意味で「羽化」したと、鯱狗は妄想しております。
そして、ここから妄想は更に加速するのですw