【15】これまでの鯱狗の妄想の整理・総括
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◆2016年初の中邑とAJの引き抜き移籍により、「エース」であるオカダの「ライバル不在」という深刻な危機が浮上した。
◆そこで木谷オーナーは、ロス・インゴベルナブレスとして浮上し始めていた内藤を、「スマートすぎるストンコ+ロック」という「主役」に抜擢して、「新日版WWEアティチュード路線リメイク」に舵を切る戦略を打った。
◆内藤による「2億円プロジェクト批判」は、内藤を一気に「主役」へと格上げするための、木谷オーナーの「仕掛け」。
すなわち「2億円プロジェクト」の本質は、「実体」の無い「マクガフィン」。
◆そしてオカダには「エース」の役割を維持しつつ、「主役」である内藤の「ライバル」とするため、意図的に「作られたチャンピオン」像を強調して「演じる」よう指示した。オカダがファンの批判に耳を貸さず「変わらない」のも、そのための木谷オーナーの戦略的な判断による。
すなわち現在のオカダの本質は「作られたナチュラルヒール」であり、その役割は「主役」である内藤にファンの支持を集中させること。
…いかがでしょう。
こうして纏めてみると、我ながらヒドい妄想だな、とw
これじゃあ、すべてを掌の上で転がしているのは、内藤じゃなくて木谷オーナーだし、何より、木谷オーナーが猛プッシュしているのは実は内藤の方で、オカダはその「踏み台」ということになってしまう。
ロスインゴ内藤ファンの方には絶対に容認できない図式であり、批判は甘んじて受けざるを得ない妄想であることは、承知しております。
…ただ、しかし「事実」として。
ロス・インゴベルナブレスは「大ヒット商品」となりました。
16年度のグッズ売り上げに占める割合は、実に約20%とも言われる、紛れも無い「稼ぎ頭」です。
…それが果たして、ただ漠然と「流れ」に任せた「偶然」から実現できるものなのか。
「プロレス」は「一人」ではできない。
どんなに内藤が頑張っても、噛み付いた「相手」と「スイング」しなければ、「名勝負」は成り立たない。
それは果たして、リングの「中」だけの話なのか。
すべては、木谷オーナー率いる経営陣が、綿密な「戦略」に基づいて描いた、「シナリオ通り」だったのではないか。
鯱狗はオカダファンであり、内藤ファンであります。
しかしオカダ信者でも、内藤信者でもありません。
…ああ、ひょっとしたら、妄想に囚われた「木谷信者」なのかもしれない。
鯱狗が、何故、このような妄想に至ったのか。
それは、4.10両国〜6.19大阪までが、あまりに出来過ぎな「シナリオ」を描いていると、そう感じ取ってしまったから。
…今しばらく、鯱狗の妄想にお付き合い頂ければ、幸いに存じ上げます。